2010年6月7日月曜日

星の庭師C案プロット

象の世界。
象はその大きな脳で世界を見る。

時に猛々しく、その頭の中は緩やかで穏やかな時間と感覚が流れている。



昆虫を考えてみよう。
昆虫の世界は単純だ。
触覚や視覚といった感覚器から入ってきた情報を、昆虫はその小さな脳で単純に分類する。
敵や餌や仲間の匂い、動くものと動かないもの。
分類は単純だ。
大きな動くものと小さな動くもの、その程度の世界に生きている。

かれらは広大な世界を認識しないし、単純な音色以上のものはわからない。
椅子や音楽を理解できるほどの分類機能も持たないし、匂いや香りの種類も少ない。
これは脳が小さく、世界を認識するための分類機能も小さいからだ。



脳が大きくなると世界が変わる。
感覚器に余裕が出来、世界を認識分類する能力は向上していく。
物事を細かく認識し、分類し、複雑な対応を返すことが可能になる。

経験や記憶と連合し複雑で長い作業を可能とする。
リスは餌を隠して保存し、狼はは社会性をおび、群鳥は仲間の行動を見て自分の行動を決定し、サルは群れることで経験を共有し、人間は建物を建てたり都市機能を作ったり出来る。



さて目前の象だ、象ほど脳が大きくなると、逆のことがおき始める人間で言えば白痴に近くなる。

1 件のコメント:

  1. 続きは全部出来ているけど、掲載は後日。
    続きを読みたいという方があれば早めに載せます。

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